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2022年度春学期 インターンシップ成果報告会を開催しました


学生活動

 インターンシップは、将来の自分の進路を考えるために、実社会を学びの場として、夏季および春季休業期間中に実施される就業体験。2022年度春学期は、一週間程度、企業や団体で実習する「一般インターンシップ」と、企業?団体から課題をいただき、その解決策の提言に取り組む「課題挑戦型インターンシップ」を実施し、2022年10月5日(水)に成果報告会を開催しました。

 まずは、一般インターンシップを行った20名を代表して、福島県福島市の公益財団法人福島県文化振興財団「とうほう?みんなの文化センター」(福島県文化センター)、コミュニティ新聞社、長井市役所で実習した3名が成果報告を行いました。「とうほう?みんなの文化センター」(福島県文化センター)で実習を行った3年の赤城颯之助さんは、「“公益”について自分の考えをまとめるために、公益性のある施設で実習を行いたかった」と実習先の選択理由を説明。実習では、文化センターが推進する文化芸術や文化政策について理解を深めたほか、コンサートの裏方などの業務も体験しました。「“仕事とは”を知るだけでなく、専門的な知識も学び有意義なインターンシップだった」と話した赤城さん。実働6日間という短い期間ではありましたが、充実したインターンシップだったことが伺えました。

 続いては、課題挑戦型インターンシップの優秀チーム3グループの成果報告。チームGの4名は、酒田市さんからの「酒田市の暮らしと東京での暮らしの比較」の課題に挑戦。東京と酒田で同じ生活レベルで暮らした場合の生活費を細かく試算し、1年間の生活費は東京の方が74万円ほど高くつくことを説明しました。また、本学学生にアンケートを実施した結果から、本学学生の多くが酒田での暮らしに満足していて、酒田市の人口減少対策には学生や高校生を酒田に留めるための案が最適とし、学生用支援制度を周知するパンフレットの作成を提案しました。またチームJ-1の3名は、株式会社東洋開発さんからの「港南小学校跡地をどう活用するか」の課題に挑戦。“実現可能性は抜きにして若者ならではの自由な発想を”というリクエストに、自分達がこんな施設が近くに欲しいという、トレーニングルームやダンスルームがあって、フリーマーケットなどのイベントもできる地域複合施設の提案を行いました。最後、チームM-1の3名は、医療社団法人みつわ会さんからの「のぞみカフェnanairoの外構をデザインする」課題に挑戦。もっと地域の人が出入りし、福祉施設利用者の方ともコミュニケーションをはかれる場となるためのアイデアを披露しました。

 課題挑戦型インターンシップは、来場者が投票し最優秀賞を決定。どのチームも一定数の票が集まる甲乙つけ難い発表でしたが、一位の得票数を獲得したチームGが最優秀賞を獲得しました。
 最優秀賞を獲得したチームGの菅原翔太さん(3年)は、「根拠となるデータや資料を集めるのが大変だったが、アンケートのデータを仮説に結びつけられるよう分析して考察するなど工夫した。いろいろ試行錯誤しながらやったことが報われて嬉しい」と受賞の喜びを述べました。最優秀賞獲得のチームGには、記念の賞状と、インターンシップ関係教員のカンパによる図書カード9千円分が贈られました。

神田学長から賞状を受け取るチームGの菅原さん

チームGの左から、長堀さん、阿部さん、菅原さん、山本さん

 春学期インターンシップ受講の皆さん、お疲れ様でした。そして、多くの学生たちを快く受け入れてくださった実習先の皆さま、本当にありがとうございました。