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河北新報社 一力社長を講師に迎えトップセミナーを開催しました


イベント

 7月5日(水)、公益ホール中研修室2にて、河北新報社 一力雅彦代表取締役社長を講師にお迎えして、本学の正課の講義であるトップセミナーを開催しました。トップセミナーとは、毎回、地域内外の企業や団体等のリーダーとして活躍されている方々をお招きし、これまでのご経験やこれからの夢などを伺う講義。第四回の講師の一力社長からは、「復興の力を創造の力へ ~震災報道の現場から~」と題しご講演いただきました。


 はじめに、東日本大震災当時の状況について、河北新報社では、新潟日報社の協力を得て震災翌日の3月12日の新聞を発行したことが説明され、「“明治30年から創刊している紙齢を絶やしてはいけない”という思いだった」「(読者からは)“情報だけではなく、安心も届けてもらった”などの声が寄せられた」ことなどが、当時発行した新聞をもとに紹介されました。
 また震災から12年が経過した宮城県の被災地では、震災の教訓を後世に伝える震災伝承施設が各地に設置されるなど防災を学ぶ場が増えていることを紹介。東北の将来について、「学び(防災)と娯楽の場として交流人口を増やし、震災伝承と地域活性化のために自分に何ができるか考え発信していく必要がある」と述べました。
 講義を受講した学生は、「震災の年に生まれた子どもたちが小学6年生になると聞き、今の小学生は震災を知らないという現実が不思議な感覚だった。テレビで見た津波の映像は現実だと思えなかったことを今でも覚えている。地元を奪われてしまった人がいることを知り、自分にできることはないか考えながら授業を受けた」と感想を述べていました。

 学生の多くは震災当時小学2、3年生で、なかには被災地出身の学生もいました。未曾有の災害から12年、震災の経験を伝え、それを地域創生へと繋げるためにできることは何か、考えて取り組んでいくことの大切さを改めて考えるきっかけになりました。一力社長様、お忙しい中の講義、ありがとうございました。